2009年 03月 31日
Ridge Vineyards-Monte Bello |
Santa Cluz Mountainsの山の上にあるワイナリーRidge Vineyards。以前住んでいたRedwood Shoresからは車で40~50分かかったと思いますが、眺めが良くて、シリコンヴァレーはもちろん、空気が澄んだ日には、遠くサンフランシスコのダウンタウンまでも見渡せるので、日本から誰か来るとよく行ったものでした。。。
新しく越したPalo Altoは、San Francisco Peninsula(半島)の東側から西側に繋がるハイウェイRoute 85に近く、Ridgeワイナリーには多分、約20分で行ける。土曜の午後にワイン・テースティング&ピクニックに行くことに決定。ワイナリー&テースティングルームの外に、眺めの良いピクニックエリアがあって、お弁当や飲み物持参でも楽しめる。
今まではテースティングのみでしたが、お天気の良い日にピクニックをしてみようと以前から思っていたスポットでした。
サンドイッチとポテトサラダを作って、さあ出発。予想通り、20分で到着。。。でも、何だかいつもと様子が違う。。何でこんなに沢山車がいるの?何かイベントがあるらしい。。車の誘導をしている係員の人に聞いてみたら、年に一度のMonte Bello モンテ・ベッロ のBarrel Tastingとのこと。樽から取ったばかりの新しいVintageを初めてテースティングできる日でした。そういえば以前にも、この時期何度かこのテースティングに来たことがあった。。。
予期せず来たものの、早速Barrel Tastingを開始。2006年のシャルドネと樽から出したばかりのまだまだ若い2008年のMonte Bello(このワイナリーのトップワイン)をテースティング。どちらも果実味が多く、ランチ前の口にはとても美味しい。。場所を変えて、通常テースティングできる他のワインを一応チェック。この後に2005年のMonte Belloが待っているけれど、ここでちょっと一休み。持ってきたサンドイッチと、さて、何を合わせようか?テースティングしたワインの中でMonte Belloと同じ系統の赤、Santa Cluz Mountains Cabernet Sauvignonの2005年は、2人とも一致して一番バランスが良いという印象。。。今日のテースティングには出ていない2004年ヴィンテージも、購入できるワインのハーフボトルのリストにあったので、スタッフの方に聞いてみたら、2005年は、Cabernet SauvignonとMerlotのみのブレンドで、果実味が豊富。一方2004年は、Cabernet FrancやPetitie Verdotも入って、もう少し果実味は抑え目でしっかりしたワイン、でも食事とは合う。とのこと。2004年の購入決定。
グラスに残っていた2005年と2004年を比べてみました。うん、予想(説明)通り、2004年の方が落ち着いた感じ。食事と一緒に飲むなら、一年長く熟成されているということも含めてこちらがいいでしょう。
ゆっくり遅めの昼食を楽しんだ後、再びテースティングルームに戻って、2005年のMonte Belloをテースティング。このMonte Bello、以前カリフォルニアのシャルドネ(白)のときに触れた1976年のパリのテースティング(Judgment of Paris)では、1971年ヴィンテージが、10の赤ワイン中の5位にランク。そして、30年後の2006年に同じワインを集めて行われた審判では、1位に輝いたワインです。また、同時に行われた近年のワインの審判でも、2000年ヴィンテージがやはり1位に輝いています。ワインメーカーPaul Draper(ポール・ドレイパー) は、アメリカはでもちろん、世界中でワインメーカーとして名声を得ています。以前何度か直接お話を聞く機会もありましたが、質問などにも一生懸命答えて下さる、とても気さくな感じで、でも、そのワイン造りの姿勢は、何かとても一途な確固たるものがあるという印象でした。(ちなみにこのワイナリーは、1986年から日本の大塚製薬の所有。)
さて、この2005年、最近流行のカリフォルニアのスタイルとは違う味わい。まずアルコール度が、13%台と低め。よって、口の中に残るあのじわっと温かい感じの後味がなく、スムースに喉を通る。そして、何が突出するでもなく、長く残る余韻が、ビロードのように滑らかで心地よい。あのCh. Latour 1996を思い出させる、ブレンドの絶妙さ。。
思いがけず、カリフォルニアワインを再認識する良い機会でした。。。
古いブドウの樹と遠くはシリコンヴァレー。
新しく越したPalo Altoは、San Francisco Peninsula(半島)の東側から西側に繋がるハイウェイRoute 85に近く、Ridgeワイナリーには多分、約20分で行ける。土曜の午後にワイン・テースティング&ピクニックに行くことに決定。ワイナリー&テースティングルームの外に、眺めの良いピクニックエリアがあって、お弁当や飲み物持参でも楽しめる。
今まではテースティングのみでしたが、お天気の良い日にピクニックをしてみようと以前から思っていたスポットでした。
サンドイッチとポテトサラダを作って、さあ出発。予想通り、20分で到着。。。でも、何だかいつもと様子が違う。。何でこんなに沢山車がいるの?何かイベントがあるらしい。。車の誘導をしている係員の人に聞いてみたら、年に一度のMonte Bello モンテ・ベッロ のBarrel Tastingとのこと。樽から取ったばかりの新しいVintageを初めてテースティングできる日でした。そういえば以前にも、この時期何度かこのテースティングに来たことがあった。。。
予期せず来たものの、早速Barrel Tastingを開始。2006年のシャルドネと樽から出したばかりのまだまだ若い2008年のMonte Bello(このワイナリーのトップワイン)をテースティング。どちらも果実味が多く、ランチ前の口にはとても美味しい。。場所を変えて、通常テースティングできる他のワインを一応チェック。この後に2005年のMonte Belloが待っているけれど、ここでちょっと一休み。持ってきたサンドイッチと、さて、何を合わせようか?テースティングしたワインの中でMonte Belloと同じ系統の赤、Santa Cluz Mountains Cabernet Sauvignonの2005年は、2人とも一致して一番バランスが良いという印象。。。今日のテースティングには出ていない2004年ヴィンテージも、購入できるワインのハーフボトルのリストにあったので、スタッフの方に聞いてみたら、2005年は、Cabernet SauvignonとMerlotのみのブレンドで、果実味が豊富。一方2004年は、Cabernet FrancやPetitie Verdotも入って、もう少し果実味は抑え目でしっかりしたワイン、でも食事とは合う。とのこと。2004年の購入決定。
グラスに残っていた2005年と2004年を比べてみました。うん、予想(説明)通り、2004年の方が落ち着いた感じ。食事と一緒に飲むなら、一年長く熟成されているということも含めてこちらがいいでしょう。
ゆっくり遅めの昼食を楽しんだ後、再びテースティングルームに戻って、2005年のMonte Belloをテースティング。このMonte Bello、以前カリフォルニアのシャルドネ(白)のときに触れた1976年のパリのテースティング(Judgment of Paris)では、1971年ヴィンテージが、10の赤ワイン中の5位にランク。そして、30年後の2006年に同じワインを集めて行われた審判では、1位に輝いたワインです。また、同時に行われた近年のワインの審判でも、2000年ヴィンテージがやはり1位に輝いています。ワインメーカーPaul Draper(ポール・ドレイパー) は、アメリカはでもちろん、世界中でワインメーカーとして名声を得ています。以前何度か直接お話を聞く機会もありましたが、質問などにも一生懸命答えて下さる、とても気さくな感じで、でも、そのワイン造りの姿勢は、何かとても一途な確固たるものがあるという印象でした。(ちなみにこのワイナリーは、1986年から日本の大塚製薬の所有。)
さて、この2005年、最近流行のカリフォルニアのスタイルとは違う味わい。まずアルコール度が、13%台と低め。よって、口の中に残るあのじわっと温かい感じの後味がなく、スムースに喉を通る。そして、何が突出するでもなく、長く残る余韻が、ビロードのように滑らかで心地よい。あのCh. Latour 1996を思い出させる、ブレンドの絶妙さ。。
思いがけず、カリフォルニアワインを再認識する良い機会でした。。。
古いブドウの樹と遠くはシリコンヴァレー。
by mao_fl
| 2009-03-31 16:14
| Winery